スパイス豆知識02
スパイス豆知識 普段知らずに口にすることが多い香辛料。知って得するスパイスのルーツや意外な利用法を紹介。
名称 | 性状 | 主産地 | 用途その他 |
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Cumin クミン |
キャラウェイ状で特有の芳香と緩和な甘味を有する。 | インド、イラン、地中海沿岸、メキシコ | カレー粉、チリパウダーの主原料であり、また煮込料理によく用いられる。 |
Clove(s) クローヴ(ス) |
丁字樹の花蕾を乾燥したもので、高い芳香と灼くような辛味を有する。防腐性、食欲増進作用あり。 | ザンジバル、マダガスカル、インドネシア、マレーシア | 別名百里香ともいわれ、香りが極めて強い特徴がある。コショーと共に料理や食品の香り付けの材料として広く使われ特に肉料理に合います。 |
五香粉 (ウーシャン) |
甘利独自のブレンドスパイス | – | 中国の代表的な混合スパイスで独得の中華風の香りがある。揚げもの、豚肉、あんかけ、肉、魚の下ごしらえやから揚げに塩とまぶして食べる。 |
Coriander コリアンダー |
白胡椒状の褐色の実。 | モロッコ、カナダ、エジプト、中国 | 肉、菓子、サラダ等あらゆる料理にそのマイルドな、くせのないフレーバーは良く合い、カレー原料としては欠かせないスパイスである。 |
Savory サボリー |
ミント属のハーブの一種。 | フランス、アメリカ、スペイン | ミックス、ハーブスに用いられ、特にマトン等の肉類の加工に用いられる。 |
Saffron サフラン |
世界で最も高価なスパイス。1ポンドに約225,000の花絲を要する。 | 地中海沿岸、メキシコ、日本 | スペイン料理及び黄色の菓子に用いる。黄金色とフレーバーを米に加えるには最も良く、炊く少し前に湯中にて色を出し、そこへ米を入れて炊く。 |
Japanese Pepper 山椒 |
山椒の実の種を除き、実皮を乾燥したもの。 | 日本、中国 | 日本料理、中国料理に広く用いられる。五香粉、七味唐辛子の原料としても重要。 |
Ginger ジンジャー |
生姜を乾燥したもので、辛味と香味の強烈なものが良品とされている。 | 熱帯アジア、インド、ジャマイカ、アフリカ、日本、中国等 | 特有の辛味と香りを有し、香味は魚、肉の腥臭を消し、食欲増進の作用がある。チャッネ、ソース、菓子等にも用いられる。 |
Cinnamon (Cassia) シナモン (カシア) |
爽快な芳香と辛味と幾分の甘味を有する。 | セイロン、インドネシア、中国、ベトナム等 | 正確にはセイロン産をシンナモンと呼び、他はカッシアとも呼ばれる。我が国に於いては肉桂、ニッキと称され古くから知られているスパイスの一つである。 |